「はじめてのデザイン」になるのかもしれない

これまでに少ないけれど何度か、「デザイン研修」や「写真研修」を担当させてもらったことがある。
私はデザイナーなので、写真研修についても写真の技術を教えるというよりも、デザイン的観点から見た写真ってどんなものだろうという内容。

研修のスライドをつくっているときは、いつもデザインをしているときに自分はどんな思考でつくっているのかを紐解いていく感じがする。

何度も「デザインとは何をすることなのか?」や「そもそもデザインとは?」というタイトルを作るたびに悩んでしまって、前に進まなくなる。

以前つくったスライドをアップデートする形で毎回作っているが、まだまだ毎回アップデートされる。
前回のまま使えることはほぼ無くて、ちょっとずつ違和感というか、今はこういう感じだな〜と思いながらアップデートする。

今回作っていたのは、中高生向けのデザイン研修。

大人が対象のときとはやっぱり何か違う(うまく言語化できないけど)。

大人の場合は「デザイン」という言葉への一般的な見え方やステレオタイプの話をしたりするが、中高生に対してはそれをすることが良いのか?など、ひとつひとつの項目や言葉選びで立ち止まる。

私がデザイナーになりたいと思ったのは中学生のときで、もし当時の自分が、今私が作っているスライドを見たらどう思うだろう、とか考えていくと果てしない…。

自分が誰かが触れる「はじめてのデザイン」を作っているかもしれないと思うと、身が引き締まる思いです。

私にとっての「はじめてのデザイン」は何だったかな。

気合いを入れてつくろう。

(あすみ)

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